【PC】PUBG PCS6 ASIA Match8 「Tianba 劣勢からの一撃」【終盤戦紹介#2】

2022年
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PUBGの大会でムーブがおもしろかった・レベルが高かったと個人的に思った終盤戦を紹介していきます。

前回に引き続きPCS6 ASIA Day2から、Match8 Miramar でのTian、17、TYL、NHの終盤戦です。

注意事項

この記事での目的は、この戦闘の駆け引きがどれだけ巧みで、各チームがどういった意図で動いていたのかを想像しながら紹介していくことなので、この記事で説明しているムーブや考えは、あくまでただの素人である私個人の推測・想像で、選手たちの意図がその通りとは限らないのでご注意ください。

また、試合結果を踏まえた上で進めていくので、もしまだ結果を知りたくないという方は、急いで戻ってください。

記事中では、スムーズな表記のために選手の敬称を省略しています。ご了承ください。

元動画

こちらが元動画です。終盤から始まるようになっているので、もし試合の頭から見たいという方は巻き戻して視聴してください。

この試合のドン勝はNew Happyです。安地が寄り続けた17が有利かと思われましたが、Tianの的確に射線が切れるポイントへの移動と隙を突く動きで崩され、TYLの侵攻を阻むことができませんでした。

本編

フェーズ6

22:35

フェーズ6開始時点からみていきます。

Monte Nueveから東に伸びる道路沿いの安地になり、建物は17の集落のみとなりました。

道路より南では、17の集落以外に入れるポジションがほとんどなく、北側のチームの方が有利な安地になります。しかし、北側のチームは安地が集落側に寄り、道路を渡らなければいけなくなると苦しくなります。

17は北側のチームにも一応気を付けなければいけませんが、確実に集落を狙ってくる南側のチームの動きに、より注意を払う必要があります。

南側のチームは耐えられてもこのフェーズまでなので、どこかのタイミングで強引になったとしても17の集落に突貫するか、同じく安地外になっているチームを殲滅してキルを稼ぐなどの選択をすることになります。

24:00

しかし、ここでTianはキルを稼ぐ選択でも突貫でもなく、17集落横のわずかな窪みへと移動を試みます。この移動で2人を失いますが、この窪みは17、PeRo、NHから射線が通らないため2人の生存には成功しました。

Tianの判断が早く、17が各方面に注意を向けていたため最小限の被害でポジションを取ることができました。正直、辿り着かないかグレネードで全滅する可能性が高いムーブなので、難しいと思っていました。ただ、この動きはTianが出来る最善のムーブだったように思います。

このムーブによって17はTianにかなり嫌な位置に入られてしまい、常に意識を割かなければいけなくなりました。これがこの後17を苦しめることになります。

一方のTYLはまだ起伏があるポジションが残っていたため、そこで耐えながら際をカットする判断をします。

その後DNWとMGは全滅し、TYLが安地端となります。

フェーズ7

25:35

フェーズ7になると、安地はさらに北側に寄って道路で二分されるような形になりました。TYLとNHは安地から外れる形になり、それぞれ17とPeRoに勝負を仕掛けなければいけなくなりました。

そしてそんな中、窪みで耐えていたTian_LinShuNNが17の建物にグレネードを投げ入れて、2人のノックを取るというスーパープレイをみせます。

これを開戦の合図に、TYLはすぐさま17の集落に張り付きます。そして、Tianも17の建物に侵入しようとしますが、これをしっかり見ていたTYLはLinShuNNのノックを取り、Tianの建物侵入を阻みます。

TYLの射線に救われて17は、LinShuNNにノックさせられた2人のリバイブには成功したものの、長屋をTYLに奪われてしまい、激しい投げ物の応酬と撃ち合いが発生し、状況は一気に混乱してきました。

さらにこの集落での争いが続く間に北側では、NHがPeRoを全滅に追い込んで道路北を完全制圧しました。

TYLとTianに挟まれるような形になった17は、安地内側への道を切り拓くためにTianを一気に片づける判断になり、Tian側へ攻勢にでます。しかし、またしてもLinShuNNの好プレイに阻まれ、後ろからのTYLの射線も合わさって17はここで全滅してしまいます。

結果的にTianが窪みに入るのを許したことが、全滅に繋がってしまいました。

フェーズ8

29:00

フェーズ8でも相変わらず道路が安地を二分する形になっています。TYLが占拠した集落もまだ一部安地に入ってはいるものの、集落の前(水色で囲った部分)は稜線が無いためNHから一方的に撃たれてしまいます。

現在Tianが居るオレンジで囲った部分とNH側の道路脇には稜線があり、TYLは安地が縮まっていくとTianが居る窪みを使う必要があります。

ただ、集落から窪みに降りる部分もNHから丸見えなので、現状でかなりNHが有利と言えます。

NHの配置は、TYLが強引に道路を渡ってきた場合に備えて東側に2人、西側はTianが居るためTYLが渡ってくることは出来ず、Tianも同様に渡ることが出来ないため1人だけで見ています。

フェーズ9

30:50

フェーズ9に入ると、TYLはTianが居る窪みにスモークを使用して下り、Tianを殲滅しました。

これでNHと3対3になりましたが、TYLはスモークを全て使い切ってしまったため、安地が縮まって道路に出なければいけない時にかなりの不利を背負ってしまいます。

そこでTYLは、一か八かで西側からスモークなしで道路を渡って行く選択をしました。これはまだ集落の一部から、SIAがカバー出来る内にxTongzzが道路を渡ってNHの横を突く作戦でしたが、流石のNHは道路の横断に気づいてxTongzzとJiaoyangを倒します。

これで為す術無くTYLは全滅し、NHがドン勝を獲得しました。

総括

この試合では、Tianbaの的確なムーブ判断と終盤のしぶとさが光った内容でした。安地が厳しくなった場面で、思い切ったムーブを選択すること自体は難しいことではありませんが、その切羽詰まった状況で最善策を選び、それをやり通すのはほとんどのチームが出来ないことだと思います。

この試合もTianが素早い判断であのポジションを取らなければ、17がドン勝していたかもしれません。17がグレネードでダウンしていなければ、TYLは被害ゼロで集落には入れなかったと思います。

あの状況からTianより先に17が全滅する未来はみえませんでした。

あと、NHがなぜPeRoに勝てたのかはよくわかりませんでした。

終わり

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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