【PC版 PUBG】PCS6 ASIA Match17「PeRo VS Tianba」【終盤戦紹介#3】

2022年
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PUBGの大会でムーブがおもしろかった・レベルが高かったと個人的に思った終盤戦を紹介していきます。

今回はPCS6 ASIA Day4 Match17での TianとPeRoの終盤戦です。

注意事項

この記事での目的は、この戦闘の駆け引きがどれだけ巧みで、各チームがどういった意図で動いていたのかを想像しながら紹介していくことなので、この記事で説明しているムーブや考えは、あくまでただの素人である私個人の推測・想像で、選手たちの意図がその通りとは限らないのでご注意ください。

また、試合結果を踏まえた上で進めていくので、もしまだ結果を知りたくないという方は、急いで戻ってください。

記事中では、スムーズな表記のために選手の敬称を省略しています。ご了承ください。

元動画

こちらが元動画です。終盤から始まるようになっているので、もし試合の頭から見たいという方は巻き戻して視聴してください。

本編

フェーズ6

25:00

フェーズ6の後半から見ていきます。安地はCruz del Valleの西側、少し北よりです。安地中央にはPeRoが取っている集落があり、安地中にはその集落以外に建物は一つもありません。そのため、外側のチームが勝つにはかなり厳しい状況になっています。遮蔽物が少なく、PeRoの集落に近寄ることもできません。

余談

10:07

少し話がそれますが、PeRoはフェーズ2の安地が出た瞬間にWater Treatmentの南からこの集落まで移動しています。GENや17も同時に移動を開始しますが、PeRoが一足早かったためPeRoより手前で停まっています。

11:29

先にDNWが集落に着いていましたが、2名だけでのスプリット体勢だったため、4人全員で一気に移動したPeRoはファイトを選択して素早く集落を制圧しました。

USGなどの射線があったこともあって途中停まることができなかったので、そのまま集落に入ったのが逆に功を奏しました。

本来はDNWかUSGが抑えられる集落ですが、DNWが早めに1人送ったことで出遅れたUSGは移動を断念しました。事前に集落が空いていることが確認できれば、絶対に入りたいポジションでした。

今回の終盤を見るとよくわかりますが、この集落は寄った時に他の場所から手が出し辛いので、先に抑えるとかなり有利を取れます。そしてこの安地ならまぁまぁの確率で寄るので、序盤の段階でリスクを掛けて入る価値はあったと思います。

フェーズ7

25:35

さて終盤に戻ります。フェーズ7はなんと西にガン寄りでした。Tianにはこれで希望の光が見えます。ちなみにGEXは絶望です。GEXは集落の東に入るか西に回るしかありませんが、GEXはこの時点でもう車両を持っていないので無理です。GEXは4人生存でしたが、この後セルフキルを選択します。

JuFuとV7も成す術無く全滅しています。

27:38

そしてこのGEXが全滅した後、フェーズ8に切り替わる直前にTianは3人が車に乗り込みPeRoの集落に入っていきます。

この時PeRoはGEXの方に割いた人員がまだTian側に戻っておらず、さらにフェーズ8の安地が出た時に備えて車両の移動などの準備をしていました。そのため、左上の建物には誰もいませんでした。的確にその隙を突かれたPeRoは、慌てて対応しようとしますが間に合いません。

Tian視点ではフェーズ7で一時的に安地が寄ったはものの、フェーズ8でさらに寄る確率は低く、他にチームもいないので集落に安地が寄った際に、PeRo全員に射線を通されてしまい手も足もでなくなってしまいます。そこで、PeRoの体勢が整う前に仕掛けていったと思います。

ちなみにこの後のフェーズ8は集落側に寄りますが、もしTian側に寄っていても集落に張り付いておくと、PeRoが集落を出る所を抑えることが出来るので、Tianにとってはこのタイミングで詰めない理由が無かったと思います。

ただ、あとからMapを見て考えればそう思いますが、試合中にこの早さで決断を下せるのは流石すぎます。

フェーズ8

28:05

正直ここからはインファイトになっていて、それぞれのファイトの強さをみるだけなので、あまり紹介することがありません。PeRoは恐らく少し前までは自分たちが有利だと思っていたと思うので、急に仕掛けられたことで少し焦りと混乱が生じていそうです。

そのせいかTianの配置が把握できずにダウンを取られてしまいます。そこからでもPeRoは個人技で最終的に1対1まで持って行きますが、あと1歩届かずTianがドン勝を獲得します。

総括

今回はPeRoが序盤の積極的なムーブで築いた有利を、Tianがひっくり返した試合を紹介しました。要所での判断の早さや、その選択した作戦をしっかり遂行するファイト力など、さすが世界Topレベルのチームでした。

素早い判断やムーブをするためには、事前にどれだけの情報を集められているかが重要になります。最後のTianが集落に詰めた場面でも、TianにPeRoの配置が見えていたかは分かりませんが、何人がどこどこにいるという情報があるだけで車を着ける位置や、車から降りた時に見る場所が変わるので、勝敗に大きく関わります。

PUBGは撃ち合いも大事ですが、その撃ち合いを少しでも有利に始められるように事前準備することが1番大事です。ゲーム内での情報収集もそうですし、ゲーム外での相手チームの動き方なども研究して行くことも必要です。PUBGの性質上わかりやすいメタの形成はすくないですし、かなり細かい駆け引きが多くて思考を諦める事も多いですが、もっと各チームが思考を突き詰めた末の戦いが多く見れると嬉しいですね。

終わり

PCS6 ASIAの終盤戦紹介はこれが最終回となります。
これからPNCやPJCなどが始まるので、また観戦を楽しんでいきましょう。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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