【大会データ】2022 PWS: Phase2 Grand Final データまとめ【PUBG】

2022年
スポンサーリンク

先日、4日間にわたって開催されたPWS Phase2 Grand Finalのデータをまとめました。

まず結果からみると、KDFが2位以下に圧倒的大差をつけて優勝しました。
KDFは2022 PWS Phase1、Phase2と連覇です。
また、EEND選手が2期連続MVPです。

AF時代を含めるとPWS 4回目の優勝となります。

Akad選手とHikari選手は4回ともKDF(AF)所属で優勝を経験しています。
ちなみにPWSはpre-seasonを含めて5回しか開催されていません。

今のところPWS優勝経験チームはKDF(AF)とGen.Gの2チームだけです。

PCS7進出チーム
  • PWS上位6チーム
    • Kwangdong Freecs
    • Danawa E-sports
    • DWG KIA
    • Gen.G
    • Ghibli Esports
    • Baegopa
  • TWHKMO地域最上位
    • Global Esports Xsset
  • 日本地域最上位
    • Donuts USG

GEXとUSGはPCSと合わせてPGCへの出場も決定しました。

得点表

Day1&Day2
Day3&Day4
Dayごとの得点

順位表をみると上位を韓国チームが独占、PCS7進出権である上位6チームに日本・THMチームは入ることはできませんでした。

日本・THMチームの最高順位はGEXの8位で、韓国チーム以外で唯一のWinnerサイドチームでした。

KDFは終始安定したパフォーマンスを出していて、Day平均 58.3ptと驚異的な数値を叩きだしています。2位に61pt差をつけていて、他の追随を全く許しませんでした。偏差値でみても67.8と飛びぬけているのが分かります。

2位のDNWはDay1、Day2で不調で、DNWにしては得点が伸びていませんでした。しかし、Day3、Day4と後半になるほど調子を上げていき、最終的に2位まで順位を上げました。安定した成績ではありませんでしたが、このGFでの1日の最高得点をDay4で記録しました。

後半伸びてきたDNWと対照的だったのはGEXです。
GEXは初日を1位で終えたものの、2日目は7ptと落ち込みその後も20pt台と振るいませんでした。GEXに限らず、Day1にある程度得点できたTWHKMOと日本のチームは軒並みDay2以降で苦しみました。

このような傾向は以前からみられています。
大会の初日は各チームがメタを把握しきれないため乱戦になりやすいく、どのチームが上位に来るか予想し辛いです。しかし、日が進んでいくと実力のあるチームがメタに順応して成績を上げてきます。

特に韓国のチームはコーチ、アナリストがしっかり揃っていることもあってか、この順応が早く、的確です。選手もアナリストなどが研究したデータをマクロ面でしっかり活用してきます。

PUBGは研究するデータが多岐にわたりすぎるので、コーチやアナリストが居ると居ないでは天と地ほどの差がでてきます。

生存スタッツ

獲得順位表
生存スタッツ

ドン勝数は、1位のKDFが一番多く5回。次いで3位のDKが4回でした。しかし、Top4率でみるとDNWが一番高くなっています。さらにTop8率ではGENが一番です。各々別の形で順位ptを安定して獲得しているようです。

キル/順位ptをみると上位6チームの値が低めで、順位ptの多くを上位チームが占めていることがわかります。

また、上位4チームの内DNW以外のチームで、移動距離が長くなっています。PWS GFにおいては外側からムーブするチームが安定して勝てる状況だったようです。

試合を観ていても、ファイトが頻発している反対側でKDFやDKがしれっと安地中央付近のエリアをコントロールしているシーンが何度も見受けられました。

こういったムーブは今まで中国チームに通用していないムーブでもあるので、PCS7でどういった形になるかが楽しみです。

ダメージスタッツ

ダメージスタッツ

KDFがとんでもないDMRダメージをしてます。同じようにDNW、BGPもDMRがARよりかなり高いダメージを出しています。

ここらへんのチームは端からプレッシャーをかけたり、中央を確保して寄ってくる敵を射撃するシーンが多いように思います。

反対にARダメージが非常に高いDKは、4人での近接戦に長けていて、ファイト内での連携に関してはPWS No.1でした。ドン勝を懸けたラストファイトでもその強さは発揮されていました。序盤、中盤はほとんどムーブしているイメージで、終盤の位置取りをするタイミングでファイトを仕掛けている感じがします。

USGは韓国中堅チームと同等のダメージを出せていたのに対して、E36はどのチームよりも与ダメージが低くなっています。

E36はメンバーが変更されて間もないということもあってか、インファイトの連携が取れていないようにみえます。元々近接ファイトを積極的に行うチームではありませんが、ファイトの連携が不足しているとドン勝が取れません。

個人表彰

KDFはどの選手もダメージ、キルを取っているので、個人スタッツでランクインしている選手が多いです。どの選手でもキャリーが出来る強さがあります。

チームが11位ながらキルランキング4位に入っているAmericano選手は流石としか言いようがないです。チームのほぼ半数のキルを一人で取っています。

Americano選手は世界トップレベルの強さになってきています。日本チームいなければNations cup代表にも選ばれそうなレベルです。チームとしてそのフィジカルの強さを活かせていないのが少し残念です。

投擲物スタッツ

終わり

ここまで見ていただきありがとうございます。

データはtwire様のものを使用しています。
Asia地域の公式の大会は9月末のPCS7まで少し空きますが、APLだったり他地域の大会もあるので是非観戦してみてください。

PGCにどんなチームが出てくるのかを観るのも楽しみ方の一つです。

よい観戦を。

コメント

タイトルとURLをコピーしました