今回は 8/10 (木)から始まるPUBG Global Series 2023 Phase2 に出場する全24チームを軽く紹介していきます。
全チームを1つの記事にするのはあまりにも長くなりすぎるので分ける事にしました。今回はEurope、Americasのチームを紹介していきます。
大会情報はこちらの記事でまとめています。↓
Asia & APACの記事はこちら。↓
※各チームの降下ポイントとして示している地点は、地域予選のFinalで降下してた場所です。
Europe 【PEC】
【NAVI】Natus Vincere (GPT)
Region : Europe
Location : Ukraine
・降下ポイント
Miramar : Minas Generales
Erangel : RJ
Taego:Ho San Prison
メンバー
1 ubah
2 Mell ジョージア
3 xmpl
4 alya
・PGC 2019 6位
・PGI.S 2021 17位
・PGC 2021 11位
・PCS6 Europe 8位
・PCS7 Europe 15位
・PGC 2022 1位
・PEC Spring 2023 7位
・PGS 1 10位
・PGS 2 EMEA Qualifier 5位
チーム紹介
NAVIはGPT枠で既にPGS 2 への出場が決まっていたため、予選をどこまで本気で戦っていたか定かではなくなんとも言えない。実力的に考えればもっといい成績を残せるはずなので、PGS 2 本選を見据えて戦っていそうではある。
NAVIの強みは周りのチームの動きに合わせてムーブが出来ることで、自分たちの型を押し付けるというよりも周りの動きに対応する形でムーブする。加えて乱戦でのファイトに強く、混乱しがちな局面でも落ち着いて対処することができる。
中国、韓国あたりのチームがMAPを支配してドン勝を大量獲得しなければ、NAVIが優勝に手をかける可能性は高そう。
・情報を得てからの判断は正確で迅速
・ファイトがとにかく強い
・昨年のPGC 2022では安地端の混戦をことごとく制圧
・個々の強さをチームとして活かすのが上手い
【FaZe】FaZe Clan (GPT)
Region : Europe
Location : United States
・降下ポイント
Miramar : Cruz del Valle
Erangel : Mylta
Taego:Buk San Sa
メンバー
1 jeemzz ノルウェー
2 Gustav デンマーク
3 curexi フィンランド
4 Fexx イギリス
・PGC 2019 2位
・PGI.S 2021 9位
・PGC 2021 27位
・PCS6 Europe 3位
・PCS7 Europe 6位
・PGC 2022 9位
・PEC Spring 2023 5位
・PGS 1 17位
・PGS 2 EMEA Qualifier 4位
チーム紹介
GPTではあるものの、近年EMEA内、国際戦ともに少し苦しんでいる様子。
個人のフィジカルは世界Topレベルだが、チームとしての動きが怪しいことがたまにある。
今回の予選では、ファイト部分はかなり仕上がっている感じがしたが、ドン勝獲得は0で終わった。
レジェンド級の選手が集まっているチームなので、連携面の問題をクリア出来れば優勝争いに加わってくるチーム。
個人のパフォーマンスに頼っていると成績が安定しないチームになりがちなので、マクロの面で軸が欲しい所。
・素晴らしい選手が揃っているがチームとしてのまとまりがもう少し欲しい所
・Winnersサイドというだけで満足していいチームではない
・フィジカルの高さ、経験の豊富さをどう結果に繋げるかが課題
【TWIS】Twisted Minds (GPT)
Region : CIS
Location : Saudi Arabia
・降下ポイント
Miramar:Power Grid
Erangel:School
Taego:Palace
メンバー
1 spyrro ウクライナ
2 BatulinS ロシア
3 Perfect1ks ウクライナ
4 Lu ロシア
5 TheTab ロシア
・PGI.S 2021 10位 (VP)
・PGC 2021 3位 (VP)
・PCS6 Europe 2位 (NLT)
・PCS7 Europe 2位 (NLT)
・PGC 2022 3位
・PEC Spring 2023 8位
・PGS 1 5位
・PGS 2 EMEA Qualifier 1位
チーム紹介
NAVIと同様にGPTだが、予選ではしっかり1位を獲得。どこまで手の内をみせているかはわからないが、スタッツをみると普段よりキルの割合が多いかなというぐらい。
TWISは情報を取るのが非常に上手いチームで、ムーブ中は1:3スプリットを多用していて、1側のBatulinSがその時チームで一番重要な方向を確認している。情報を獲得するためBatulinSが1人で登山している姿はよく目撃される。
ムーブはNHと一、二を争う程巧みで、MAP配信を見ているのではと思うほど正確。
基本的にはファイト重視のチームではなく、ドン勝を取りきることが上手いチーム。EMEAのチームよりGen.GやNHに似た動きをする。TWISの動きはMAP配信を見ていると特に面白い。
・MAPコントロールが非常に上手いチーム
・MAP情報の収集が迅速かつ的確
・メタへの適応が早い
・ファイトもめっちゃ強い
【QM】Question Mark
Region : CIS
Location : Russia
・降下ポイント
Miramar : Los Leones南・La Cobreria・El Azahar
Erangel : Stalber・Primorsk
Taego:Ho San南
メンバー
1 ADOUZ1E ロシア
2 DaNt3- ロシア
3 f1lfirst ロシア
4 Bestoloch
・PCS7 Europe 1位
・PGC 2022 7位
・PEC Spring 2023 13位
・PGS 2 EMEA Qualifier 2位
チーム紹介
昨年のPGC 2022では7位を獲得した実力のあるチームで、PCS7 Europe優勝経験もある。
今回の予選では僅か1pt差で優勝を逃した。
降下地点はMAP端のため、空路によって変動しているが、エリアの取り方が上手いことと取る場所の優先順位がしっかりしていることで安定したムーブが出来ている。
外側から作るムーブをメインとしていて、敵の薄い方角から的確に安地にアプローチ出来ているためポイントに繋がっている。DMRの与ダメージも多く、外側から戦うチームの理想的な戦い方が出来ている。
個人のパフォーマンスも良く、キルランキング1位をf1lfirst、3位をADOUZ1Eが獲得している。
・臨機応変に対応したムーブが出来ている
・フィジカル強者が揃っている
・外側ムーブは周りのチームとの兼ね合いが多い点が懸念点
【SRM】Sarvem Esports
Region : Middle East
Location : Turkey
・降下ポイント
Miramar : Pecado
Erangel : Pochinki
Taego:Ho San
メンバー
1 BARONPeek トルコ
2 CCINEXT トルコ
3 Globalarmy トルコ
4 Shilla トルコ
・PEC Spring 2023 12位
チーム紹介
情報があまりないチームだが、昨年まではMEA予選などで敗退していたようで、今年に入って春のPECでGrand Finalに進出して12位を獲得している。そこから今回の予選で一気に3位までステップアップしてPGS 2 への進出を決めた。
スタッツでみると、順位ptが予選16チーム中最多で、ドン勝率、Top4率、Top8率全てで一番高い値を残している。ポイントもかなり順位ポイントに寄っていて、獲得したptの約5割を順位ptが占めている。これはPUBGに於いてはかなり多い。
降下地点はPochinkiにPecadoとMAPの中央のランドマークを取れていて、移動距離少なく安地へアクセス出来ている。スタッツをみるとこのランドマークの恩恵をかなり受けている気もする。
世界大会ではおそらく降下できないか初動ファイトになるので、そういった点の対応がまず重要になりそう。
・初挑戦でどこまで戦えるか
・絶対に競合するランドマークをどうするか
・降下地点を変えた場合ムーブをどう変化させるか
Americas【PAS】
【LG】Luminosity Gaming
Region : North America
Location : Canada
・降下ポイント
Miramar : Minas Generales
Erangel : Mylta Power
Taego:Palace
メンバー
1 Fludd オーストラリア
2 Kickstart アメリカ
3 Relo アメリカ
4 Snakers アメリカ
・PCS6 Americas 4位(eU)
・PCS7 Americas 5位 ※eU 2位
・PGC 2022 32位 ※eU 4位
・PAS Phase1 1位
・PGS 1 16位
・PGS 2 Americas Qualifier 2位
※昨年までのeUのメンバーが全員移籍してきたため昨年分はeUの順位を掲載
チーム紹介
PGS 1 ではGroup Stageを1位で突破したものの、その後は少し調子を落とし、Grand Finalに進出したものの16位で終了となった。
とにかくDMRが強いチームで、今回の予選でもDMRダメージランキングの1位がKickstart、2位がSnakersとなっている。また、このDMRの強さを活かすムーブも出来ていて、周囲のチームへの圧にもなり、自分たちのエリアを守ることにもつながっている。そして、キルスティールの多さにもDMRの上手さが現れている。
ムーブ自体は外回り中心のムーブで、移動距離も非常に長い。中盤にタイミングを見計らって中央へ切り込むことが多い。ポジション選択がかなり的確で、ハマると大きくポイントを稼ぐ。
ただ、前回のPGS 1 のようにメタが変わるとポイントが取り辛くなったりもする。
・Americasで一番ムーブが上手いチーム
・チームの位置把握が的確で終盤までの生存確率が高い
・DMRのエイムが綺麗
・自分たちの強みを活かす動きが出来ている
【SQ】Soniqs (GPT)
Region : North America
Location : United States
・降下ポイント
Miramar : Pecado
Erangel : Pochinki
Taego:Terminal
メンバー
1 hwinn アメリカ
2 M1ME アメリカ
3 Shrimzy アメリカ
4 TGLTN オーストラリア
・PGI.S 2021 1位
・PGC 2021 28位
・PCS6 Americas 1位
・PCS7 Americas 1位
・PGC 2022 24位
・PAS Phase1 2位
・PGS 1 8位
・PGS 2 Americas Qualifier 4位
チーム紹介
昨年まではAmericas大会を制し続けていたが、GPT制度が実施されてからは1位である必要がそこまでないからか、控えめな成績となっている。
以前までの世界大会はランドマーク争いに苦しんでいたSQだが、前回のPGS 1 ではGroup Stageの組み分け的に17よりも先に試合が出来たことで、ポイントのアドバンテージを取って17がポイントを稼げないようにしていた。Grand Finalではポイントのアドバンテージは無かったので素直にSQが降下地点を変えていた。PGS 2 でもどう対応するのかが気になるところ。ちなみに今回はGroup Stageで17が先に試合をしそう。
フィジカルもかなり強く、PUBGの基本的な部分が全部上手いチームなので、変なスランプに陥らなければいい成績を残してくれそう。
・初動ファイトをどう乗り越えるか
・勢いに乗れば大きくptを稼げるチーム
・そろそろ国際戦勝ちたい
【FIUM】FIUMBA ⇒ Team Falcons
Region : South America
Location : Argentina
・降下ポイント
Miramar : Hacienda del Patron
Erangel : Rozhok
Taego:Ho San
メンバー
1 Dr4FTk1NG アルゼンチン
2 Em1hh アルゼンチン
3 SzylzEN アルゼンチン
4 Capitan アルゼンチン
※メンバーが丸々移籍する形でチームが変更となったもよう。
・PGC 2021 12位 (KPI)
・PCS7 Americas 11位
・PAS Phase1 14位
・PGS 2 Americas Qualifier 1位
チーム紹介
アルゼンチン4人のチームでLATAM予選から勝ち上がりAmericasを制した。
FIUMとしての実績はそこまで多くはないが、同メンバーでKPIとしてPGC 2021に出場し、12位を獲得している。
Americasを優勝したのは意外だとは思ったが、実績・経験は十分にあるメンバーが揃っている。
今回のAmericas予選で最多の5ドン勝を獲得。降下地点がMAP中央付近なので、早めに安地にアクセスし、安地が寄った時にしっかりとドン勝を取りきっている。
・PGS 2 のダークホースとなり得るチーム
・LG、SQを上回った実力を発揮できるかどうか
・LATAM地域の希望
【FF】Friendly Fire
Region : North America
Location : United States
・降下ポイント
Miramar : Puerto Paraiso・Valle del Mar
Erangel : Shelter
Taego:Fishing Camp
メンバー
1 Pag3 フィンランド
2 PiXeL1K チェコ
3 Roth アメリカ
4 Sharpshot アメリカ
・PAS Phase1 7位
・PGS 2 Americas Qualifier 3位
チーム紹介
SharpshotやRothといった経験豊富な選手達で今年の初めから活動を始めたチーム。
5月には元HEROICのPaG3も加入した。
今回の予選ではDay1に12ptしか取れない最悪のスタートとなったが、Day3に83ptを獲得して3位に浮上し、PGS 2 への出場権を獲得した。
スタッツでみると、かなりバランスの良いチームで尖ったスタッツも特にみられない。少しDMRのダメージが低い程度。ムーブに関しても基本的にはAmericasでスタンダードな形で、中盤まで積極的なファイトをあまりしないムーブをしている。
オフライン大会の経験も豊富なメンバーでどういった戦いをみせるのかに注目。
・経験豊富な選手が集まっているが、未知数なチーム
・国際戦のメタでどう戦うのかに注目
終わり
今回の記事ではLiqupedia、twireの情報・データを参考にしています。
気になった選手やチームがいたらLiqupediaをみてみると色んな情報が載ってて楽しいかもしれません。
PGS2を楽しく観戦しましょう。ここまで読んでいただきありがとうございます。
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